きなうし様が空隙を突いて下さいました、(萌え)死に方用意……っ!



 ガツンッ いい音がした。確実に顔面にヒットしただろう膝蹴り。
 これで怯んで諦めてくれ!と願っていたが…
「いって… っとに、まさか本気で蹴りが来るとは。こんだけ強烈なのくれたんだ、…お前も覚悟しろよ?」
「!!?」
 不利な体勢だってのに、こっちも痛い思いした一撃だってのに…!効いてない!?
「この体勢じゃ、顔が見えねーのが残念だけど…よーし。もっと強烈な『刺激』でお返ししてやる。前も後ろも、な…!」
「っ!ちょっ、まっ…! 〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」


    間。


「……どうだ、まいったか」
「…っ ……、うるせ ぇっ…」(息切れ中)(そしてフックでゴーしたのが悔しい)
 堪えられなかった自分にもんのすごくショック。いや、同時にあんなんされたら誰だって…じゃない!
 ぶつくさ一人で葛藤してたため、いまだ腹に乗っかってる奴を張り倒すのを忘れていた。背中向けている「はず」の襟首をひっつかもうとした時、ふいに奴が振り返った。
「あー…あのな」
「な、あ?」
 ものすごく困った顔をしている。…しかし嫌な予感がする。
「あれだよな、お前だけすっきりして終わるってのは平等じゃないよな」
「あ・・・?」
 何を、言って。

「顔見えなくてもなんとなーく(跨ってるから)下から来る身体捩ってる振動とさ、俺のフックでラをスタンさせてどんな顔してんのかなーって思ったらさ、」

「わるい、フックだけじゃ収まんなくなった」
「……は!?」

 言うが早いか、腹の上から体を素早くずらし、理解できずに固まっている身体に手をかけると、棒でも転がすようにうつ伏せにした。
「え?ちょ、なに、」
「よっ、と」
 そして腹の下に手を差し入れるとぐいっと腰を引きあげた。
「うわ、あぶねっ…はなっ」
「さっきので、解れてるよな、ジュースで濡れてるし…」
 え?さっきの?濡れてる? それにこの言動にこの体勢。ズボン、もちろん、は い て な い ……

「ま、まさか、おまっ」
「すまん、1回だけ付き合え!」

  サーーっと顔から血の気が引いていく音が、聞こえた気がした。





これを見た瞬間水瀬がどれだけ悶えたことか!!<●>皿<●>
腹筋が崩壊する……脳味噌と腹筋が崩壊するっ……!  勝手にすっきりさせたのは貴様だろうがァーっ!!(爆笑)
ヒィー笑い死ぬ……萌え死ぬ……! まぁそもそもの流れを作ったので、責任は取るべきだしな!!!
イラストもそうですが、きなうし様の持つ雰囲気と言いますか、空気と言いますか、それがもう堪らなく大好きです。むしろ萌えが溜まります。

で、まだまだ続きますwww

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