あと少しで日付が変わろうという深夜。

 玄関の戸が開く音で目が覚めた。


 その日は、同居人の帰宅が遅い事は分かっていたので、夕飯は外ですませ、早めに風呂に入り
なんともなしに本を眺め、床に入った。

 からからと乾いた音に、目をこすりこすり身体を起こしそちらを見やると、同居人である相嶋の姿が薄闇の中にみてとれた。

「おかえり…おそかったな、って、おい、何してんだ」

 磐佐の声が聞こえているのかいないのか、相嶋は歩きながら荷物を置き、上着を脱ぎ捨て、布団の前まで来ると、ぺたりとすわりこんだ。
「…どうした?具合でも悪い、…っあ?」
 磐佐が暗くてよく見えない顔を覗き込もうとした時、不意に肩を強く押され、布団に身体を倒された。
「!?おい、なんだいきなりっ、わ、やめろって!」
 倒されたかと思うと寝巻にしている浴衣の前をはだけられた。寝乱れていたため、容易く肩まであらわにされ、あわてて制止し腕をつかんだ。
「……・疲れた」
 ぼそりと、相嶋のつぶやきが聞こえた。
「は?」

「疲れた。ヤらせて…」

「なっ、疲れたんならさっさと寝ろっ!ヤったら更に疲れるだろ!?」
 じたばた暴れてみるが何分体勢が悪い。焦っているためか、暴れるほど浴衣が乱れていくのに磐佐は気付いていない。
 相嶋は自分の下の暴れる身体の耳元に顔を寄せ、
「ダメ、いれなきゃ、眠れねぇ…」
「!!?」
 恐ろしいことをつぶやき、そのまま磐佐の耳朶をぺろりと舐めた。
「っ、な、なんだそのよく分からん理由はっ…ちょっ、やめっ…!」

 慣れなのか、疲れていても手際は変わらず、耳朶を甘噛みしながら帯をほどくと、胸を撫で、腰骨をなぞり、下着を取り払うと、まだ萎えている肉茎に指をからめた。
「ぁ、んっ…や、っ、俺は、も、寝たいんだよっ…だから、ぁあ!」
 勢い良く扱かれ、いきなりの刺激に磐佐の咽喉が反った。
 晒された咽喉、鎖骨に軽く口づけながら、相嶋は手の中で滴をこぼすモノを一気に追い上げた。
「―――っ…!」
 びくんと身体を撓らせ、磐佐は勢いよく白濁を吐き出した。
「っ、…、は、はぁ…ぅ、あ!?」
 呼吸を整えているところを、新たな刺激が襲った。
 弛緩している後口にゆっくりと埋められていく指に、思わず体が震えた。
「ふ…、ぅ、」
 刺激を耐え、唇をかむ磐佐の様子を見てるのかいないのか、相嶋は指を2本に増やすと、入口を解しながら中の柔らかい粘膜をつつき、こつりとあたる快感のツボをぐっと押した。
「ひっ…!」
 その刺激に磐佐がひきつったような声をあげ、びくんと身体を揺らしたのを確認すると、自分の前を寛げ指を引き抜き、ぐいと足を抱えあげると、相嶋はゆっくりと自身を埋めていった。 

「ぅ、くっ…」
「あー…気持ちイイ」
 挿入の刺激に小さく震えている身体を見下ろしていたが、不意に身体を倒すと背に手を差し入れ、ぎゅっと抱きしめ磐佐の鳩尾あたりに顔を埋め、ぼそりと呟いた。
「気持ち良くて…このまんまなら寝れそ…」
「はっ…!?ちょ、まさか、ほん、きで、あ、おいっ、寝るな、抜けって!」
 挿れられたままなため、下手に動くことができず、自分の腹の上で眠りに落ちていく相嶋の頭を叩いたりゆすったりしたが、逆に身じろぎされ、中途半端な疼きを抱える羽目になった。
「はっ…、くっそ…」

 絶対に倍にして返してやると心に誓いながら、自分の身体をなんとか宥め、磐佐は意地でも眠ってやると目を閉じた。




きなうしさんから頂きましたいつもありがとうございますうううううぅぅぅぅぅ!!!!
にしてもこの傍若無人レベル、まさにうちのゲフン(゜∀゜)!

っていうかすび、すびばせ…
行動パターンがあまりに的確過ぎて、涙が…(笑い過ぎ)
このあと眠れたのか、眠れたんだろうか……! っていうかもういっそ、無理矢理引っぺがして身体起こして自分で頑張った方が早いんじゃね?(爆)
いや眠れたとしても、状況は大差ないけどね!
絶対目が覚めたとき、ハイッテル状態でスタートだからね!!



とととにかく本当にありがとうございました!
で、この続きはどこでみらr(殴)